暑い夏になると、強い日差しに悩まされることが増えます。特に日焼け止めを愛用する女性にとって、この時期は大変です。今回は飲む日焼け止めについて見ていきましょう。
飲む日焼け止めがオススメの理由とは!?
日焼け止めといえば肌に直接塗るタイプのものが一般的ですが、使用されている方の多くが女性のため、使いにくい状況もあります。
悩みとしては、「メイクの順番が分からない」、「化粧後に日焼け止めの塗り直しが難しい」、「1日何度塗ればよいか分からない」、「商品が多くどれが自分に合っているか分からない」、「天気が悪い日でも塗った方がよいか悩む」、「朝塗ったが汗をかいて落ちてしまう」など、意外とたくさんあります。
これらの悩みは頻繁に起こります。多くの商品があり商品ごとに特徴が異なるので、これらの質問に的確に答えるのは難しく、一般の方が完璧に理解するのも難しいです。
また、日焼け止めの成分と汗が反応して肌荒れを引き起こすこともあり、肌が弱い方にとってはそもそも使いにくい側面もあります。
そこで飲む日焼け止めを活用することをおすすめします。
飲む日焼け止めの利点とは!?
日焼けの主な原因は紫外線です。紫外線は体の表面にたくさん当たるため、塗る日焼け止めは紫外線を直接ブロックするという点で適しています。しかし、紫外線が当たった後に、体内で起こるさまざまな反応には対処できないので、紫外線の影響を完全に抑え込むことは困難です。特に、紫外線が当たった後に起こるシミやシワなどを防ぐという点では弱いです。
一方、飲む日焼け止めは体の内側からアプローチできるため、紫外線が当たった後の対策も可能です。もちろん理想は飲む日焼け止めと塗る日焼け止めを併用にすることです。日傘なども併用するとさらに効果的です。
紫外線の影響は老化と似ている!?
紫外線が当たった後は体内で活性酸素が生成され、肌などにダメージを与えます。この反応は実は老化のメカニズムと似ています。つまり、紫外線をたくさん浴びてしまうと、老化につながる可能性があるのです。
よく「肌は年齢のバロメーター」といわれることがありますが、肌の調子が悪いと実際よりも老けて見えます。日差しが強い夏だけでなく、日頃からケアをしておくことが重要であり、この点でも飲む日焼け止めは有用だといえます。
どのようなものが飲む日焼け止めとして使えるか!?
近年、飲む日焼け止めとしていろいろなものが商品化されています。これらの成分には、前述した活性酸素を除去する成分、活性酸素による肌のダメージを回復する成分、肌の再生を活性化する成分などが配合されています。その中で一番多く配合されているのは抗酸化作用を持つ成分です。
具体的には、ビタミンA、ビタミンC、ビタミンE、リコピン、アスタキサンチン、カテキン、アントシアニンなどです。これらはサプリメントでも摂取できますが、さらに効果を期待するならば、医薬品の商品もおすすめです。
特に肌の生まれ変わりを活性化する成分であるL-システインを含むものが良いでしょう。このL-システインは代謝を上げる効果もあるので、二日酔いなどにも効果があります。ただし、L-システインを過剰摂取は代謝を上げすぎて必要なミネラルまで排出されてしまう可能性もあるので注意が必要です。L-システインの過剰摂取によって毛髪の色まで抜けてしまうという方もいらっしゃるので、摂取量には注意しましょう。
また、妊娠中や妊娠の可能性がある場合は赤ちゃんへの影響が懸念されるため、専門家に相談する必要があります。
ぜひ賢く外からも内からも日焼け対策をして、暑い季節を快適に過ごしましょう。
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