2016年の診療報酬改定によって、「かかりつけ薬剤師指導料」という項目が追加されたことで、以前より検討されていた、かかりつけ薬剤師制度が正式に開始されました。今年に入って、多くの薬局で積極的に導入する動きがさらに加速しています。その中で、手さぐりで業務を進めている方も多いと思います。また、他の薬局での導入状況はどうなのか、他の薬剤師はどのような思いを抱えているのか、といったことも気になるのではないでしょうか。
今回は、かかりつけ薬剤師となっている3名の薬剤師の方(A、B、C*敬称略)に、その現状についてインタビューしました。

―まず簡単に自己紹介をお願いします。

大手調剤薬局チェーンに勤務しています。全国規模で情報がシェアされるので、業界の動向に敏感になれます。また、在宅にも力を入れているので、業務の幅は広いとは思います。