現代における国民病と言っても過言でない糖尿病、患者数も年々増加傾向にあります。薬剤師として糖尿病の方から相談されることも多いでしょう。糖尿病に罹患すると、食事制限が厳しくかかり、食べられるものや量がかなり減ってきます。普通の食事ならともかく、スイーツなんてもってのほかと考えがちです。しかし糖尿病の方でもスイーツを食べられる場合があります。今回はこちらを紹介していきます。

糖尿病の特徴を理解して考えてみる!

糖尿病は「高血糖状態が続いてしまう病気」になります。血糖値が関係しているため、糖質を多量に含むスイーツは相性が良くないのが本来の考え方です。裏を返すと、糖質さえあまり摂取しなければ、スイーツでも摂取が可能です。まとめると、米や砂糖などの糖質原料を少なくしたもの、タンパク質を多く含んでいるもの、砂糖を人工甘味料で代替しているもの、野菜を原材料として使用しているもの、これらのスイーツであれば糖尿病の方でも食べやすいです。

糖尿病の方が食べられるスイーツとは?

前述した特徴を持っているものを考えてみましょう。具体的には、寒天ゼリー、キシリトールガム、カカオ含有量が70%以上のチョコレート、おからクッキー、チーズ、野菜チップスなどが該当します。また、スイーツとは少し外れるかもしれませんが、間食のおやつという点から見ると、ナッツ、豆類、小魚、あたりめなども糖尿病の方でも安心して摂取できます。もちろん、どれも食べ過ぎには注意が必要です。

誤解されがちな点とは?

糖質を多く含む食品には比較的甘いものが多いため、「糖尿病の方が避けるべきもの=甘いもの」と思いがちですが、実は誤解があります。例えば、全然甘くないおせんべいに関しては、原料が米ということで、糖質がとても高いです。また、冷たいことから甘さを感じにくいシャーベットもかなりの糖質を含んでいます。甘いものが苦手な方でも比較的食べやすいあんこも高糖質なので気を付ける必要があります。

糖尿病の方がスイーツを食べる際に気を付けておきたいことは?

前述したように、糖尿病の方であっても間食自体は必ず禁止というわけではありません。ただ、ちょっとした点に気を付けることで、糖尿病悪化を防ぐことが可能です。具体的には、高糖質だけでなく高カロリーにならないように注意する、活動的な昼間だけ間食するようにする、ながら食べは避ける、お茶とコーヒーと一緒に摂取するようにする、加工食品は控える、一度にたくさん食べず何回かに分けて摂取する、ゆっくり時間をかけてよく噛んで摂取するなどになります。

こんなにも進化している糖尿病の方用のスイーツ!

近年では、糖尿病の方でも摂取可能なスイーツの種類が驚くほど増えています。そのため、糖尿病の方でも、スイーツライフを楽しめるようになり、ネット通販などでも手軽に購入できるようになってきています。具体的な商品については、ビスコッティ、バウムクーヘン、フィナンシェ、マドレーヌ、ブランパン、甘納豆、せんべい、ケーキなどになります。糖質を使用する代わりに、おからなどの代替食料や、素材自体の味を存分に利用したものになりますが、味の方も本物と遜色ないくらいのレベルで、ものによっては本物よりも美味しかったりします。さらに、糖尿病の方の治療に関わっていた元看護師が作った糖尿病の方でも食べられるプリンなども登場しています。
糖尿病の方は増加傾向で、今後も重要疾患でありつづけることが予想されますが、健康な方とそんなに変わらない食生活が送れたら、治療とも前向きに向き合っていけるので、大変素晴らしいと感じます。ぜひ覚えておいてください。

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