人と仲良くなる方法にはコツがあった!すべての対人関係を改善する5つのノウハウ
「職場の人間関係に悩んでいて・・・」
「まわりの人と仲良くなりたいのに、なかなか仲良くなれない・・・」
人生で悩み多きことのひとつに「対人関係」の問題があります。
最近話題になったアドラー心理学で有名なアドラーさんの本にも、人生の悩みは「対人関係」に集約されると書かれていました。
アドラーさんは「嫌われる勇気をもて」とおっしゃっていましたが、ぶっちゃけ、嫌われたい人なんていませんよね(^^;)
せっかくの人生、できるだけ多くの人と仲良く過ごしたいものです。
あなたは職場の同僚や先輩と仲がいいですか?
友人や飲み仲間は多い方ですか?
今回はすべての対人関係をよくするために、あなたが「人から好かれる方法」について取り上げます!
薬局長!
私と薬局長って仲がいいですよね。
あ、ああ、まあ仲が悪いということはないが・・・。
そうですよね。
飲みにもよく行きますし。
な、なんだ?いきなり?
実はですね、最近、次のような切実な悩みが届いたんです。
■今回の悩み相談
メイちゃん、五郎さん、こんにちは。
最近、システム系の会社に転職したメグミ(27)と申します。
今、悩んでいることがあります。
それは、新しい職場の人たちと仲良くなれないということです。
誤解があると困るので先にお伝えしておきますが、職場の人たちは悪い人たちではありません。
仕事中にわからないことがあれば親切に教えてくれますし、人の悪口を言うような人たちではありません。
ただ、サバサバした人たちが多く、飲みに行ったりしないようなんです。
実は私は前職は営業系の会社に勤めていました。
そこでは毎週のように飲み会があって、社員みんなすごく仲が良かったんです。
私は親の介護の関係で、前の会社を辞め、今の会社にやって来たのですが、雰囲気の違いに驚いています。
私が入社したときはとくに歓迎会のようなものはありませんでしたし、先日「よかったら飲みに行きませんか?」と話しかけた際、「すいません、予定があって」と断られてしまいました。
断られてからというもの、なんとなく気まずくなってしまい、自分からは再び声をかけられず・・・。
この業界、「仕事とプライベートは別」という人が多そうで・・・。
たしかにそれはわかるんですが、私はせっかく仕事を一緒にするのであれば、会社の人たちともう少し仲良くなりたいんです。
私は嫌われているんでしょうか?
もし、会社の人たちと仲良くなれる方法があれば、お知恵をいただけるとうれしいです。
ふーむ。
会社の仲間と仲良くなる方法か・・・。
この文章だけを見ると、とくにメグミさんに問題があるようには思えないが、相手と仲良くなれるかどうかは相手の性格にもよるよな・・・。
ちょ、ちょっと!
それを言っちゃあ、おしまいですよ!
このコーナーは悩める人たちを救うべく存在しているんですから!
「俺の薬局」の評判が落ちても知りませんよ~。
う、うむむ・・・それは困る。
よし、では今回はシンプルに「人に好かれる方法」を伝授するとしよう。
人に好かれる方法・・・!?
人と仲良くなる方法にはコツがあった!すべての対人関係を改善する5つのノウハウ
早速だが、対人関係を改善するためには、オレたち人間の心理パターンについて知っておかないといけない。
人間はな、頭で考えながら動いているように見えて、実は「感情」で動く生き物だ。
たとえば「この人、なんか良い人そうだな、仲良くなりたいな」と思わせれば、相手が好意をもって寄ってきてくれやすいのさ。
人間は感情で動く・・・。
(そういえば、以前教えてもらったかも)
たとえば、以下のポイントを意識して行動すれば、人に好かれやすいといえる。
「人に好かれる極意」
- 相手に誠実な興味をもち、自分の話ばかりをしない
- 相手の感情を想像し、相手に共感する
- 清潔感のある振る舞いを意識する
- 相手を誘って断られたとしても、もう一度トライする
- 相手との違いが多いほど、実は話しかけやすい
1、相手に誠実な興味をもち、自分の話ばかりをしない
まずは、「相手に誠実な興味をもち、自分の話ばかりをしない」というノウハウからだ。
これは以前、以下の記事でも取り上げたノウハウだ。
自分のことしか話さない人は嫌われる!初対面でも快適に話が続く【会話術】の極意
あっ!
この記事、憶えてます!
私がご高齢のお客さまを困らせちゃった回ですよね。
そうだ。
あのときは大変だったな。
おめーがマシンガントークをぶっ放すもんだから、お客さん困惑してたぞ・・・とそれはさておき。
人は基本的には「自分の話を聞いてほしい」という生き物。
どれだけ大人しい人であっても、本心は「自分の話を聞いてほしい」「自分のことをわかってほしい」と思っている。
とくに、大人しい人ほど、自分の話を聞いてもらう機会に恵まれていないわけだから、そこに自分のことばかり話す人がグイグイきたら引いてしまうだろ?
た、たしかに・・・!
だから、人と仲良くなるための最初のポイントは「聞き上手」になることだ。
そのためには相手に「質問」をしなければいけない。
質問されたら、どんな相手も受け答えしなければいけないだろ?
質問を繰り返すことで、「自分はあなたに興味をもっているんですよ」ということが伝わる。
そうすればコミュニケーションが始まるのさ。
そういえば、そうでしたね!
ちなみに、「質問」をする際は、以前紹介した「オープンクエスチョン」と「クローズドクエスチョン」のノウハウを意識しろよ。
「オープンクエスチョン」と「クローズドクエスチョン」を使った質問
- オープンクエスチョン
質問された側が自由な回答ができるような質問。
(例:最近気になっているIT関連のニュースはありますか?) - クローズドクエスチョン
「イエス」or「ノー」という感じで、質問された側が限定された回答ができる質問。
回答する側はあまり頭を使わなくていいため、ラクに返答できる。
(例:昨日、あのニュースをご覧になりましたか?)
2、相手の感情を想像し、相手に共感する
お次は「相手の感情を想像し、相手に共感する」というノウハウだ。
このノウハウも以前教えたことがあるな。
共感とは相手の感情に同意すること!論理的な人は感情も出したほうがいい理由
はい!
薬局長の後輩の山本エミさんが来られた回ですよね。
憶えてますよ~。
あのとき教えたのは、自分の感情をあえてさらけ出すことで相手に共感してもらうノウハウだったが、今回オレが伝えるノウハウは少し違う。
相手の感情を推測した上で、共感するんだ。
相手の感情を推測した上で、共感する・・・?
さっきも言ったが、どれだけ大人しい人でも、本心は「自分の話を聞いてほしい」「自分のことをわかってほしい」と思っている。
その裏には「自分の思いに共感してほしい」というメッセージも隠されている。
たとえば、仕事で成功してうれしいときや仕事で失敗して落ちこんでいるとき、自分の感情に共感してくれる人がそばにいるとうれしいんだ。
大人しい人ほど、感情を表に出さないから、その分、自分の感情に共感してくれる人に出会えたときは「この人は自分のことを見てくれているんだ」と肯定的に受け止めてくれる。
とくに自分が仕事で成果を挙げたとき「すごいですね!」「やりましたね!」と一緒になって喜んでくれる人がいるとうれしいものさ。
まあ、仕事で失敗したときは、不用意に声を掛けずに、そっと見守るのがベストかもしれんが・・・。
ふむふむ。
3、清潔感のある振る舞いを意識する
3つ目は「清潔感のある振る舞いを意識する」だ。
最初に言ったが、人は感情で動く生き物。
感情というものは、いわゆる「五感」も含まれる。
五感・・・?
ああ、そうさ。
五感とは、「視覚」「聴覚」「嗅覚」「味覚」「触覚」の5つの感覚を指す。
このうち、コミュニケーションで大切にしなければいけないのが、「視覚」「聴覚」「嗅覚」だ。
その上で以下の3つを意識して行動しろ。
- 見た目(身なり)で相手に不快感を与えない
- 声のトーンや言葉の使い方で相手に不快感を与えない
- 体臭や口臭で相手に不快感を与えない
この3つに気を配っていないと、どれだけいいことを話していても、人は相手から受ける不快感が気になってコミュニケーションをとりたいと思わなくなる。
た、たしかに・・・。
生乾きのシャツを着て話している人を前にしたら、その生乾きのニオイが気になって、話に集中できなさそうです・・・。
そうさ。
日頃から清潔感を意識しておくことは大事なんだ。
清潔感のある人は嫌われることはない。
なるほど・・・!!
だから薬局長はいつもスキンヘッドなんですね!
ま、まあな。
4、相手を誘って断られたとしても、もう一度トライする
そして、4つ目だ。
「相手を誘って断られたとしても、もう一度トライする」。
えっ!?
一度断られているのに、もう一度誘うんですか?
ああ。
断った相手は本当に予定があったかもしれないし、そのときは断ったけれど、後日になって「また誘ってほしい」と思っているかもしれない。
人の心は天の邪鬼なもので、「実はちょっと行きたいんだけど・・・」と思っていても、背中を押してくれる要素がないと、つい勇気がなくて断ってしまう。
だから、相手に一度断られたとしても、案外もう一度誘ってみてもいいのさ。
何度誘って断られても、傷つくのは自分だから、問題ないだろ?
三国志という歴史小説の世界には「三顧(さんこ)の礼」という話がある。
劉備(りゅうび)という武将が、あるとき、孔明(こうめい)という天才軍師を自分の仲間に引き入れたいと考えた。
しかし、孔明はその誘いを二度断わった。
誰もが「孔明はもう仲間にならないだろう」と考えていたが、劉備はあきらめなかった。
誠意をもって三度目の交渉をしたところ、「そこまで言うなら」と仲間に加わってもらえたという話さ。
へええ・・・!
二度断られたのにあきらめなかったんですね!
それにしても、なんで孔明さんは仲間に加わったんでしょう?
まあ、細かいことは横山光輝先生の「三国志」のマンガを読んでもらうとしてだな。
ここで大切なのは「三顧(さんこ)の礼」の「礼」という言葉だ。
何度も誘うにしても、相手に対する「礼節」をもっておかないといけない。
礼節なくしつこく誘い続けると、ただ鬱陶しい人間だと思われるので注意しろよ。
はーい。
5、相手との違いが多いほど、実は話しかけやすい
そして、最後のノウハウはこれだ。
「相手との違いが多いほど、実は話しかけやすい」。
えっ?
どういうことですか?
たとえば、新人が誰かを誘うなら、年が離れた上司を誘うほうがカンタンかもしれないってことさ。
えっ・・・!?
えええええ!??
人は面白いもので、自分と似ている人や、自分と近いポジションの人とコミュニケーションをとると、ある種の対抗意識を感じることがある。
「この人は自分にとっての将来の脅威になるかもしれない」的にな。
しかし、自分と似ていない人や属性の違う人とコミュニケーションをとると、「この人とコミュニケーションをとっても安全だ」と感じるのさ。
そうなんですね・・・!
人って、同じ境遇や同じ年代の人同士仲良くなるものだと思ってました・・・。
まあ、もちろん、同じ境遇や同じ年代の人同士仲良くなるケースも多くあるさ。
ただ、世間を見渡してみると、年の離れた上司と部下同士が仲良かったり、全然関係のない仕事をしている者同士が仲良かったりするケースは多々ある。
みんな、「相手は自分は違う」と思って声をかけないだけで、実は自分と縁がなさそうな相手ほど仲良くなれる場合も多いのさ。
へええ・・・。
まあ、何だかんだ言って、私も薬局長のこと好きですからね。
・・・!!!
あっ、赤くなった、赤くなった(笑)
メイ、今日残業決定。
ちょ、ちょっと!!!
薬局長が教えてくれた「人に好かれる方法」、シンプルだけど、とても勉強になった気がします。
なるほど~。
あえて自分と縁がなさそうな相手に話しかける・・・か。
このノウハウを使えば、私にも素敵な彼氏が見つかるかな・・・。
おめーの場合は、まずは「相手に誠実な興味をもち、自分の話ばかりをしない」という点を意識するところからスタートだな。
ひっどーい!!
私、これでも最近は人の話をしっかり聞くようになったんですから!
じゃあ、今回オレが話したノウハウの3つ目憶えてるか?
えっ・・・!?
う、うう・・・。
えーと・・・。
「王者のような振る舞いを意識する」
でしたっけ?
「清潔感のある振る舞いを意識する」だ!!
・・・。
ちなみに、新しい会社に転職して人間関係が不安な方はこちらの記事もオススメです♪
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