薬剤師ライター 高垣育が大手ドラッグストアチェーンの人事担当者に直撃

ウエルシアホールディングスウエルシア薬局株式会社
執行役員人事本部薬剤師採用部 部長
高田智生さんに聞いてみました

ウエルシアホールディングス
ウエルシア薬局株式会社

執行役員人事本部薬剤師採用部
部長 薬剤師 高田智生

高垣育のここがポイント!
  • OTCも調剤を両方扱える
  • 3年以内の離職率が他社の3分の1
  • 風通しの良い”社内環境

OTCと調剤の両方から地域住民のトータルヘルスケアにアプローチ

ウエルシアの「OTCと調剤の両方を経験できる」は、ほかのドラッグストアとは少し違います。
両方を経験できるといっても、調剤だけ、OTCだけと分業しているケースがあります。一方、ウエルシアの場合は、1つの店舗で、1日のうちにOTCも調剤も両方の業務に関わります。その理由は、「1人の薬剤師がOTCも調剤も健康相談も包括的に行ってこそ、最も身近な医療従事者として、その地域にお住まいの方々の健康管理に役立てると考えるからです」と高田さんはいいます。そのために必要なことは、気軽に声を掛けてもらうようになること。薬剤師が調剤室から出て、ヘルスケアゾーン(OTC、健康食品、介護用品などが陳列されているコーナー)にいることで、薬や健康に関する相談をお客様が気軽にできるようにしているそうです。

離職率10%という数字が、働きやすいドラッグストアだということの証

地域にお住いの方々が安心して暮らせるように、健康のためになることであれば、他社が実施していない新しいことにどんどんチャレンジしています。
「たとえば、24時間処方箋を受け、24時間OTC・健康相談を受け営業するドラッグストア。現在弊社には9店舗あります。医療施設として保険薬局の許可を受け、医療従事者としての薬剤師だからこそ深夜や早朝にいらっしゃる本当に困って緊急性を要するという方々への対応が求められているのです。そして、病気は時間を選んではくれない!24時間対応ではなく業界初の24時間態勢の店舗が求められている時代なのです。・・と熱く語られました。
やりがいもある、素晴らしい取り組みですが、薬剤師としては、深夜のシフトはちょっと…と思うところ。「もちろん、希望者優先です。そして希望も聞かず、いきなり勤務していただくことは絶対にありません」と高田さんは笑って答えてくださいました。
ウエルカフェという店舗内に設けられたフリースペースも、ウエルシア独自のもの。地域の高齢者のコミュニティとし、健康増進や認知症予防に役立ててもらうためのスペースです。これは、「地域の健康のために貢献する」というウエルシアマインドによるものだそうです。
社会貢献しつつ、このウエルシアマインドよって、ウエルシアホールディングスは2017年3月期の決算で、ドラッグストア業界の売上高トップになりました。

そんなウエルシアだから、“地域の健康のために”、“社会へ貢献するために”という想いがあれば、社員が企画した提案を柔軟に受け入れて実践させてくれる風土があります。
厚生労働省の調査によると新卒から3年以内の離職率は31.9%と報告されています。それに対して、ウエルシアの離職率は、なんと10.8%。居心地の良い職場。やりたいことを実現できる職場だということの自信が、現役社員に会社の評判を聞いてみてほしいという高田さんの言葉と、この数字から伝わってきました。

著者:薬剤師ライター 高垣 育

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