新しい会社の人間関係が不安な人は必見!新しい職場に早く慣れるためのアドバイス 10選
みなさん、こんにちは!
私の名前は立花メイ。
「俺の薬局」で働く、新人薬剤師です。
春ですね~!
春といえば出会いの季節でもあり、別れの季節。
また、多くの人にとって新生活がスタートする季節でもあります。
この記事をご覧になる方の中には、この春から新しい職場で働き始める!という方も多いのではないでしょうか?
でも、新しい職場ってドキドキしますよね。
ほかの社員の方と仲良くなれるかな、仕事についていけるかな、自分の居場所を作れるかな、などなど、初めの頃は緊張感MAXな日々が続きます。
でも、だからこそ、ある種の開き直りが大切!
今回の「俺の薬局」は、新しい職場で働き始めたものの、不安で不安で仕方がないという人に向けたノウハウをお届けします。
今回のノウハウを知れば、新しい職場でも堂々と働くことができるはず!
それではまいりますっ!
立花メイ(25)
「俺の薬局」で働く新人薬剤師。
桜ソングは直太朗派。
薬師寺五郎(45)
「俺の薬局」を経営する薬局長。
桜ソングはコブクロ派。
ここは俺の薬局。
運命の電話は唐突に鳴った。
♪トゥルルル、トゥルルル、トゥルルル、トゥルルル
はい、俺の薬局です!
・・・?
はい・・・?
えっ・・・?
立花メイは私・・・ですが・・・?
えっ・・・!?
ス、スカウト・・・!!!?
新しい会社の人間関係が不安な人は必見!新しい職場に早く慣れるためのアドバイス 10選
ふうっ、今日も忙しいぜ。
おーい、メイー。
・・・。
あ、そうか。
あいつ、今、昼飯を食べに行ってるのか。
・・・?
なんだこのメモ?
スカウト・・・。
年収500万・・・。
5月・・・。
・・・あいつ・・・。
転職を考えているのか・・・。
・・・うちの薬局は小さな薬局だ。
あいつのキャリアのことを考えると、うち以外の薬局も経験したほうがいいだろうな。
・・・。
ただいま、戻りましたよ~っと!
さあっ、お仕事、お仕事!
おう、メイ帰ったか。
・・・。
あれっ?
薬局長、どうしたんですか?
珍しく神妙な顔してますね。
年をとってくると老化とともに、五月病の訪れも早まるんでしょうか。
・・・。
(あれっ・・・。
私の渾身のボケを聞いても微動だにしない・・・?)
いやな、おめーもなんだかんだでうちの薬局で2年働いただろ?
そろそろうちの職場にも飽きてきたんじゃねーかって思ってな。
??
なんですか?いきなり。
私、別に飽きてませんけど。
まあ、薬局長のさむ~いギャグはお腹いっぱいですが。
・・・。
メイ、新卒で何一つできなかったおめーも、今ではそこそこの戦力になった。
いつもは叱咤してばかりだが、正直、おめーには助けられることも多い。
ただな、おめーはまだまだ若い。
薬剤師としてのスキルを高めていくためには、もっと外に出て、いろいろな経験したほうがいいだろう。
はあ・・・。
まあ、なんだ。
おめーもそろそろ自分の未来を切り開くことを考え始める時期だと思う。
何も言わなくていいぜ。
おめーの心は分かってるし、オレにおめーを止める権利はねえ。
ただな、人生の先輩として、最後にアドバイスさせてくれねえか?
さ、最後のアドバイス??
今から話すことは、変化し続ける社会の荒波を乗りこなすためのノウハウだ。
新しいステージへ足を踏み入れるときに、そっと思い出してくれればいいさ。
新しい職場での初日の印象をよくする極意
新しい職場、それは初出社の者にとっては未知の世界。
まだ見ぬ毎日を前に、ドキドキ感とワクワク感で押し潰されそうになっているだろう。
そんなときは以下の7つのノウハウを頭に入れ、まずは思い切って新しい職場に足を踏み入れろ。
- 身だしなみに気をつける
- ギリギリに出社しない
- 自分から挨拶する
- 自己紹介を工夫する
- 同僚の名前は早く覚える
- 同僚の役職や上下関係を把握しておく
- 違う業界に転職する場合、業界の常識や用語などは事前に調べておく
1、身だしなみに気をつける
初日の第一印象は重要だ。
清潔感のある服装や髪型で出勤するようにしろ。
匂いの強い香水や派手なネイルアートはNGだ。
また、カジュアルな服装をオッケーにしている会社でも、初日はジャケットを着用していく方が無難だ。
「人は見た目が9割」というベストセラー本が記憶に新しいが、まさに、あの本のタイトルを頭に叩き込んでおけよ。
2、15分~20分前には会社に着いておく
初日はギリギリに出社するなよ。
15~20分前には会社に着いておけ。
早すぎると誰も出社していない場合があるが、遅刻するよりは全然マシだ。
3、自分から挨拶する
出社後、誰かから話しかけるのを待っているだけでは、受け身でシャイな人だという印象がついてしまう。
だから、初日はできるだけ自分から挨拶をしてまわるんだ。
最初の印象というものは、その後もついてまわりやすい。
暗い印象だけはNGだぞ。
笑顔でハキハキとした口調を心掛けろ。
4、自己紹介では自慢話は避け、相手とのコミュニケーションにつながるネタを用意しておく
自己紹介では、経歴をひけらかしたり、前職での自慢話は避けるようにしろ。
どんな経歴の持ち主でも、新しい会社では新人なのだから。
また、趣味や特技なんでもいいが、仕事以外の話題も持ち歩いておけ。
「最近、盆栽始めたんです」とか「日本酒にハマっているんです」的な。
転職してしばらくは仕事がうまくできないだろうから、そんなとき、相手とのコミュニケーションの起点となるのが、仕事以外のネタだったりするのさ。
隙のある人間ほど、相手に好印象を与えるということは以前にも伝えたよな。
普段から「隙」を作っておけばうまくいく!相手に好印象を与えるコミュニケーション術
5、同僚の名前は早く覚える
もし可能であれば、その職場の同僚の名前を事前に調べておけ。
そして、相手が自己紹介をしてくる前に、相手の名前で呼ぶんだ。
「山田さん・・・ですよね?」「立花課長・・・ですよね?」的な感じでな。
名前を呼ばれた相手はビックリするだろうが、「この人はうちの会社に馴染もうとがんばっている」感が伝わり、まわりが温かい目で見てくれるようになる。
ちなみに、その会社にいる社員の調べ方だが、いろいろな方法がある。
会社のコーポレートサイトに社員紹介がある場合はそのページを見ればいいし、席次表を先にもらっておくことも大切だ。
6、同僚の役職や上下関係を把握しておく
これは出社後におこなうことになるが、職場で「役職」に就いている人の名前と階級は早めに覚えろ。
たとえば、役職に就いている人を「~さん」というカジュアルな呼び名で呼んでしまうと、上下関係を重んじる相手の場合は悪い印象をもってしまうかもしれない。
会社によっては、役職に就いている人であっても、「さん付け」をしている会社もあるが、最初のうちは、「~部長」「~課長」というふうに、しっかりと役職とセットで名前を呼んだほうがいいだろう。
7、違う業界に転職する場合、業界の常識や用語などは事前に調べておく
これはあくまでも違う業界に転職するケースでいえることだ。
もし、自分にとってまったく未体験の業界に飛び込む場合、仕事のノウハウはもちろんのこと、日常的に使う用語すらもわからないことが多い。
その場合は、その業界に関する情報をできるだけ集め、どんな用語が使われているかを事前に調べておけ。
また、業界独自の用語などは、案外、職場の仲間は教えてくれなかったりする。
同僚にとっては一般的すぎることは、逆に教えなければいけないということに気付きにくいのだ。
では続けて、新しい職場の仕事をスムーズに覚えるためのテクニックを教える。
新しい仕事をスムーズにおぼえるための極意 3つ
新しい職場の場合、仕事に慣れるまで時間がかかるのは仕方がない。
とはいえ、いつまでも慣れないままだと、日が経つにつれてまわりからの白い目が気になってくる。
よって、できるだけ早く、その会社の仕事をおぼえるようにしろ。
そのためには、自分にとって仕事をおぼえやすい環境をつくっていくことだ。
とくに以下の3つのことを意識して行動しろ。
- 世話役になってくれる人を用意してもらう
- 前の会社の常識を引きずらない
- 受け身じゃなく、自分から動く
1、「世話役」になってくれる人を用意してもらう
新卒と違い、転職で入社した場合には「社員研修」がないことが多い。
また、会社によっては「指導係」となる社員を決めてくれていることもあるが、その社員もいない場合がある
指導係がいないと、最初のうちは仕事の進め方はおろか、どこに備品があるかもわからず、誰に質問すればいいのかわからないことになる。
そんなときには、自分から上司に対して「世話役になってくれる人を決めてほしい」とお願いしてみろ。
その際の言い方としては、「最初のうちは色々とわからないことが多いため、私が相談できる方をお教えいただけるとうれしいです」と言えばいいだろう。
2、前の会社の常識を引きずらない
前職の期間が長ければ長いほど、そこでの常識が染みついてしまっているはずだ。
しかし、転職したら、前職の常識は通用しないということを知っておけ。
間違っても、「前の会社では●●だったのに・・・」などと言わないようにな。
そういう発言をしてしまうと、新人としての「学ぶ姿勢」や「謙虚さ」がない人間だと思われてしまう。
“郷に入っては郷に従え”だ。
新しい職場の常識を理解して、早く職場に馴染めるように努力することが大事だぞ。
3、受け身ではなく、自分から動く
新卒と違い、中途入社した人間は「即戦力」として活躍することを会社から期待されている。
だから受け身でいてはダメだ。
上司や先輩から仕事を振られるのを待つのではなく、自分から積極的に仕事にかかわり、成果にコミットする必要がある。
ただ、その場合に注意すべきことは、当分の間は自分の判断で「最終的な意思決定」をしないことだ。
会社の文化にもよるが、最初のうちは、意志決定の場面では必ずほかの社員に相談しておいたほうがいい。
・・・少しでも参考になれば幸いだ。
・・・。
あの、薬局長、なんか勘違いしてません?
フッ。
あまり気を遣うんじゃねーぞ。
おめーの気持ちはよくわかっているつもりだ。
今教えたノウハウさえあれば、おめーも新しい職場で上手くやっていけるはずだぜ。
だから・・・俺に構わず、転職しちまえよ。
転職・・・?
あの・・・。
私がいつ転職するって言いました?
フッ、隠さなくてもいいぜ。
うちよりも年収の高い職場はたくさんある。
さらにステップを目指すのはいいことだ。
今は薬剤師は売り手市場だからな。
自分を高く買ってくれるところへ転職したいと思うのは当たり前のことだ。
・・・?
あー!!!
薬局長、もしかして、私が電話の横に置いておいたメモを見ました!!?
・・・。
ま、まあな。
ウフフ。
あのメモは、某芸能事務所から電話がかかってきたときにとっさにとったメモなんです。
というのも、さっき、某芸能事務所からうちの薬局に電話がかかってきて。
「町で見かけてカワイイ子だなあと思って後をつけたら、薬局で働いている薬剤師さんではないですか!よかったらうちの事務所のタレントとして活動しませんか?」って。
!!?
ムッフッフ~。
やっぱり、私のこの美貌はどこにいても目立っちゃうみたいで、ほんっと困っちゃいますよね~。
契約金を聞いたら、500万って言われたんですけど、人気が出ちゃったら休みとかなさそうだし、話だけ聞いて電話切っちゃました。
でも、契約金もったいなかったなあ。
あれれ、もしかして、薬局長、私が転職するかもって心配してたんですか~?
むむむ、そ、そんなこと心配するわけねーだろ!
赤くなっちゃって~。
心配してくれないのなら、芸能事務所に入っちゃおうかな~。
ちなみにスカウトしてくださったのはトップスキャムっていう芸能事務所でした~!
トップスキャム・・・。
トップスキャム・・・。
どこかで聞いたことあるな。
・・・あ。
?
おめー・・・。
トップスキャムって、今芸能界を賑わせている詐欺事務所だぞ。
街で出会った女の子に手当たり次第「君ってカワイイね」と言って声をかけ、その気になった女の子から高い契約料やレッスン料などを搾取している事務所だ。
たしか契約でとられる金額の平均は500万円くらいだった気がするな・・・。
え・・・。
おめーが電話で提示された契約金500万円・・・。
あれ、おめーがもらえるんじゃなく、おめーがその事務所に払う金額じゃねーのか?
ええええええ!?
あーあ、そろそろひとりで薬局を切り盛りしてもいいなと思っていたんだが、おめーが路頭に迷うのも可哀想だからなあ。
人件費を賄うのは大変だが、しばらくはうちで雇ってやるよ。
な、なんですか、それ!!!
さ、仕事、仕事。
さっきの薬局長の教え、ちょびっとは勉強になったと思ったんですけど、もう忘れちゃいました。
たいした教えじゃなかったのかなあ。
な、なんだと~!!?
こら、おめー!!!
なんですか~!?
いい年してアイドルオタクの薬局長!
オタクだから芸能裏事情にも詳しいんですよね~!
ぐぬぬぬぬ!!!
オタクの何が悪い!?
オレの助言のせいで、おめーは詐欺に遭わなくて済んだんだろ~が!
あ~ら、私すでに断ってましたし。
薬局長から助言をもらわなくても、うすうす変だと思っていたんですっ。
メイ、てめー!!!
あらあら。
喧嘩するほど仲がいいってわけね。
~シーズン1 Fin~
来月からはちょっとリニューアルするかもよ。
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