薬剤師になるには

薬剤師を目指している人は必見。ここでは大学選びのポイントから薬剤師になるまでの情報を一挙ご紹介!「なるにはチャート」を見れば、薬剤師になるまでのステップも一目瞭然です。ぜひ、将来の参考にして。

どうすればなれる?

大学の薬学部で6年間学び、国家試験をパスすること

薬剤師とは、医薬品の製造や調合・調剤などを行うことができる国家資格を持つ医療従事者を指します。2006年、薬学の知識の高度化に伴い改正学校教育法および改正薬剤師法が施行され、薬学部は6年制課程の設置がスタート。2012年3月には6年制課程の卒業者を対象に、初めて薬剤師国家試験が実施されました。

薬剤師になるには、高校卒業後、薬学部のある6年制の大学に進学。大学では、化学や生物、医薬品の基本構造機能から病態生理、薬物療法、衛生化学などの専門知識を学びます。

基礎知識を身につけた後、5年生などの高学年になると、病院や薬局などで半年間の実務実習を受け、その後、卒業研究に取りかかるのが一般的な流れです。国家試験の受験資格を得た後には、国家試験を受けることになります。そして合格すれば、薬剤師の資格を得られます。4年制の大学に進学した場合には、2年間大学院でさらに知識を身につけなければ、国家試験の受験資格が得られませんので十分に注意してください。

なるにはチャート 薬剤師になるためのSTEP

  • STEP05.薬剤師

  • STEP04.薬剤師登録(厚生労働省)

  • STEP03.薬剤師国家試験

    受験資格
    1. 1)大学で6年制薬学課程を修めて卒業した人または、卒業見込みの人
    2. 2)外国の薬学校を卒業し、または外国の薬剤師免許を受け、1)と同等以上の学力及び技能を有すると認定された人など
    試験日

    平成27年2月28日、3月1日
    出願期間/平成27年1月5日~16日
    合格発表/平成27年3月27日14:00

    合格率
    60.84%(平成26年/第99回薬剤師国家試験)
  • STEP02

    2006年の法改正により、薬剤師になるためには6年制もしくは4年制+大学院と、6年間の薬学課程を修めることが必要に。現時点では4年制の大学もあるが、4年では薬剤師の国家試験を受けることができないので要注意。

    大学(薬学部)6年制

    大学(薬学部)4年制

    専門の大学院2年間(実務実習含む)

  • STEP01.高等学校

大学の選び方

教育理念や目的、目標など、合格率も大学選びの重要なポイント

薬学教育が4年制から6年制に変わり、多くの薬系大学では、ホームページのリニューアルを実施。それに伴い、シラバスも発表されることが増えているので事前にチェックを。また最近では、高校生を対象にオープンキャンパスを実施することも増えています。そこでは、実際に学んでいる生徒や先生に話を聞く機会があるので、興味のある大学でオープンキャンパスが行われているかどうかチェックしてください。今はまだ4年制の大学もありますので、どちらに進むべきか、将来の道への最短ルートを考えて大学選びをすることが大事になります。大学を選ぶ時にはどのようなところに注意して選べばいいのでしょうか。もちろん、偏差値などにもよりますが以下の内容を参考にしてください。

大学選びでチェックすべきポイント

  1. 1)教育理念や教育目的、教育目標など
  2. 2)教室、実習室、モデル薬局などの施設設備など学習環境
  3. 3)講義の内容
  4. 4)国家試験への取り組みや合格率
  1. 5)卒業時、カウンセリングなどの学生へのサポート体制
  2. 6)学費
  3. 7)卒業後の進路について

薬系大学の入学試験について

他の学部と同様、推薦と一般の2種類ある

薬系大学と言っても、ほかの学部と同じで入学試験は推薦入試と一般入試の2種類がある。推薦入試には、指定校制と公募制があり、公募制の場合は併願ができるケースも。推薦入試は、一般的に10~11月上旬までの間に募集が始まり、11月中旬に試験を実施。11月下旬から12月上旬までの間に合格発表がある場合が多い。

一般入試は、早いところでは12月に実施される大学もあるが、一般的には1~3月の間に実施されるところがほとんど。入学試験の内容は、学校それぞれで特徴が分かれている。大学の入学試験に関するホームページに、試験で役立つ情報が載っているところもあるので要確認。試験科目や論文、面接の有無、併願可能かなどをチェックして、効率よく受験したい。

希望に合った求人を紹介します

リクナビ薬剤師の転職お役立ち情報

プライバシーマーク

リクナビ薬剤師を運営する株式会社リクルートメディカルキャリアは、プライバシーマークを取得しており、お客さまの個人情報を適切に管理し、目的に沿って正しく利用します。