薬剤師のお仕事研究

VOL.03 ドラッグストア編

比較的求人が多く、働き方もさまざまに選べるドラッグストア。将来独立開業したい人も注目の、仕事内容やキャリアパスをご紹介!

仕事内容

幅広い商品知識と管理能力が問われる仕事

医師による処方せんがなくても買える「OTC」(※)販売を行うのが主な業務。市販薬はもちろん、サプリメント、健康食品や美容用品といった幅広い商品知識が必要になります。売り場のレイアウトを考えたり売上管理を任されたりするケースも多く、マネジメント業務を経験できる可能性も。また調剤室が併設されている場合、調剤薬局と同様に処方せんに従って調剤、販売、服薬指導や薬歴管理も行います。

※OTC = Over the counter:
「一般用医薬品」。通称「大衆薬」または「市販薬」と呼ばれてきたが、2007年から「OTC医薬品」に統一

仕事の魅力

  • マネジメント能力も磨くことができる
    接客する機会が多く、お客さんと直接コミュニケーションをとることができます。また店舗管理や経営など、幅広い業務に携わることができるのも、魅力的なメリット。
  • 多彩なジャンルの製品に関われる
    OTC販売について幅広い知識を身につけ、お客さんのさまざまなニーズに対応。またサプリメントや各種健康食品や美容系の商品など、多彩な製品知識が身につく。
  • 高収入が見込め独立・開業も目指せる
    病院や調剤薬局と比べて、初任給や年収が高い傾向にあります。また経験を積むことで、将来的に独立・開業を目指すことも可能で、さらなる高収入を得ることもできる。

仕事の大変なところ

  • 多彩な仕事に関わり業務量も多め
    OTC販売に加え、さまざまな商品の販売や接客のほか、売り場作りや在庫管理、売上の管理といった業務に携わる場合も。職務内容が多岐にわたるため、戸惑う場合も。
  • 専門性を高める環境を作りづらい
    病院や調剤薬局と比べると、処方せん薬よりはOTCの取扱いが多いため、最先端の医療に携わっている感覚は低め。薬剤師の専門性を高めるといった観点では、物足りなさを感じるかも。
  • 薬剤師の負担が大きくなりがち
    1店舗に薬剤師が1名というケースも少なくないため、薬剤師の負担が非常に大きくなってしまうことも。シフトによっては、休みが取りづらい状況になることも。

キャリアパス

はやいうちから責任ある仕事を任される

業務内容が多岐にわたり、マネジメント業務を任される局面も多いことから、ビジネスパーソンとしてキャリアアップするのには最適。比較的早い段階で店舗マネージャーとなり、店舗運営を担うケースも。その後は本社で広域店舗の運営や経営に携わったり、独立・開業して自分のドラッグストアをオープンさせたりといった道もあります。また併設されている調剤室で経験を積み、調剤薬局を開業することもできます。

こんな人におススメ

接客から商品知識、マネジメントまでビジネスを学びたい人

1店舗に薬剤師が一人というケースもあり、若いうちから責任のある仕事に携われるのが特長。薬剤師のスキルと同時に、経営やマネジメントなどのビジネススキルを磨きたい人に合った職場と言えます。また、さまざまな客層と日々接するので、接客業に興味がある人にも向いています。医薬品だけでなく、サプリメントや美容関連商品などの新製品や話題のアイテムも取り扱うため、新しいもの好きや好奇心が旺盛な人にも最適です。

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