プラルエント皮下注 75 mg・150 mg シリンジ[アリロクマブ(遺伝子組換え)]【高コレステロール血症治療薬(PCSK9 阻害薬)】
LDL(悪玉)コレステロールはLDL受容体に結合して肝細胞内に取り込まれて分解される。アリロクマブはPCSK9(LDL受容体の分解を促進するタンパク質)に結合してLDL受容体の分解を抑制することで、LDLコレステロールの肝細胞内への取り込みを促進する。高コレステロール血症の患者に対して、スタチン(HMG-CoA 還元酵素阻害薬)との併用で、2週間に1回皮下投与される。
医薬品情報
アリロクマブ Alirocumab ●プラルエント(サノフィ) 皮下注:75mg/mL,150mg/mL [特]a.PCSK9を阻害し →LDL受容体の分解を防ぎ →LDLの肝への取込みを促進 →血中LDL濃度低下. [効]単独投与は未承認 スタチンで効果不十分に,追加併用に限る アフェレーシスと併用時は, アフェレーシス施行後に投与. a.家族性高コレステロール血症 (ホモ接合体は未承認), b.高コレステロール血症: 心血管イベント高リスクに用いる. (冠動脈疾患, 非心原性脳梗塞, 末梢動脈疾患,糖尿病, 慢性腎臓病等,同既往歴) [用]75mg皮下注を,2週に1回. 効果不十分は1回150mgに増量. ・大腿部,腹部,上腕部に皮下注. 同一部位へ反復しない. [体内動態]a.ピークは5~7時間, 半減期は6日. b.大腿部,腹部又は上腕部投与で 濃度推移同じ. [禁]妊婦,授乳中. [慎]重度の肝機能障害. [副17%]A.重大:重篤なアレルギー反応 D. そう痒,胃腸炎,過敏性腸症候群, うっ血性心筋症,糖尿病,爪囲炎,肝機 能異常,前立腺炎,胸部不快感,末梢性 浮腫,CK(CPK)上昇,●注射部位反応 (紅斑,発赤,腫脹,疼痛,圧痛,そう痒等 11% .