新薬情報
【血液凝固第 XIII 因子製剤】ノボサーティーン静注用 2500[カトリデカコグ(遺伝子組換え)]
先天性血液凝固第XIII因子欠乏症では、血液が凝固するのに重要な生体内の血液凝固第XIII因子(FXIII)が遺伝的に欠損しているため、出血しやすい状態になっています。FXIIIはAサブユニットとBサブユニットが結合して形成されています。ノボサーティーン(一般名:カトリデカコグ)は、遺伝子組換え技術を用いて作製されたヒト型FXIIIAサブユニットであり、欠乏しているFXIIIAサブユニットを補充するために4週に1回静脈内投与されます。
医薬品情報
g. 血液凝固第XIII因子 遺伝子組換え血液凝固第XIII因子 カトリデカコグ Catridecacog ●ノボサーティーン(ノボノルディクス) 静注用:2500IU. 添付の溶解液3.2mLで溶解時:3mL中に15mg(2500IU) [特] 酵母系(血液ではない)から製造. [効] 先天性血液凝固第XIII因子Aサブ ユニット欠乏患者での出血傾向抑制 [用] a.35u/kgを毎分2mL以下で緩徐に静注.定期的に,4週毎. b.出血時:35u/kgを1回限り投与できる. 効果不十分→他治療法に切替. [体内動態] 半減期は14日, [使用期限] 溶解後直ちに使用,溶解後の保存:2~8℃で24時間以内30度以下で3時間以内 [副 20%] A.重大:ショック,アナフィラキシー D. ●非中和抗体陽性6%,白血球減,好中球減,Dダイマー増,頭痛,四肢痛,注射部位疼痛,関節痛,ALP上昇.