【血液凝固阻止薬】アコアラン静注用 600[アンチトロンビン ガンマ(遺伝子組換え)]
播種性血管内凝固症候群(DIC)や先天性アンチトロンビン欠乏症(CAD)では、血液凝固を阻害する生体内のアンチトロンビン(AT)が欠乏しているため、血栓が形成されやすくなっています。アコアラン(一般名:アンチトロンビン ガンマ)は、遺伝子組換え技術および糖鎖制御技術を用いて作製されたヒト型アンチトロンビンであり、欠乏しているアンチトロンビンを補充するために1日1回静脈内投与されます。
医薬品情報
A.遺伝子組み換えアンチトロンビン(AT) アンチトロンビンガンマ ●アコアラン (協和発酵キリン,日本血液製剤機構) 注:600IU. [特]ヒト天然型. [効]添付の注射用水で溶解, 緩徐に静注又は点静. A.先天性アンチトロンビン欠乏での血栓形成傾向1日1回24~72IU/kg. B.アンチトロンビン低下を伴う 播種性血管内凝固症候群(DIC). 1日1回36IU/kg.適宜増減, 最大72IU/kg. ・DICでAT活性が正常の70%以下に使用. ・出血管理を十分行う. ・DICでヘパリン併用時は 1万Uを1日 持続点滴.適宜増減. 最大 500U/hrを超えない. ・用量変更時はAT活性を確認. ・2日以上使用して効果判定, 以後の継続を判断. [体内動態]半減期は81時間. [慎]他のAT製剤に過敏症. [患]1.妊婦:ウサギで子宮内血液貯留. 2.授乳回避. [併]B.慎:トロンボモデュリンαで作用増強. [副18〜31%]A.重大:ショック,アナフィラキシー(類薬) D. 胃腸出血,下血,皮下出血,出血性脳梗塞,血尿,穿刺部に血腫, ●AST,ALT,γGTP,Al-P,ビリルビン↑等5%,発疹,そう痒,貧血,悪心・嘔吐,下痢,脳梗塞.