新薬情報
【糖尿病治療薬(GLP-1 受容体作動薬)】トルリシティ皮下注 0.75mg アテオス[デュラグルチド(遺伝子組換え)]
食事を摂取すると腸管から血中にグルカゴン様ペプチド-1(GLP-1)が分泌され、GLP-1 が膵臓に作用してインスリンが分泌されます。トルリシティ(一般名:デュラグルチド)は GLP-1 の遺伝子組替え体であり、GLP-1 と同様の作用を示すことで血糖コントロールを改善します。
医薬品情報
●トルリシティ(イーライリリー) 持続性皮下注:0.75mg. [特] a.胃排出抑制作用がある. b.簡便型キット製剤. [効] 2型糖尿病 [用] 0.75mgを週1回同じ曜日に皮下注. a.投与忘れ:次回まで72時間以上: 気づいた時点で直ちに投与. 以後は定めた曜日に投与. 次回まで72時間未満:投与しない, 次の定めた曜日に投与. b.曜日変更:72時間以上の間隔を空ける. [動態] ピーク50時間,半減期108時間. [禁・慎・注・患・併] →共通554頁 [副33%] A.重大:a.低血糖. b.膵炎(類薬),c.腸閉塞(類薬). D.過敏反応:浮腫,蕁麻疹等, 心拍数増,洞性頻脈,PR間隔延長/第一度房室ブロック, ●便秘6%,●悪心6%,●下痢5%,食欲減退,消化不良, 嘔吐,腹部不快感,腹痛,腹部膨満, 胃食道逆流,おくび,胃炎,疲労. 注射部位:紅斑,炎症,そう痒,腫脹,発疹. [保存] 2~8度.室温で14日まで. 30度を超えないこと