【低ホスファターゼ症治療薬】ストレンジック皮下注 12mg/0.3mL・18mg/0.45mL・28mg/0.7mL・40mg/1mL・80mg/0.8mL[アスホターゼ アルファ(遺伝子組換え)]
低ホスファターゼ症は、骨の石灰化に関与している組織非特異型アルカリホスファターゼ(TNSALP)という酵素の遺伝子の異常によって骨の変形や破壊、疼痛、筋力低下、呼吸不全などを起こす病気です。ストレンジック(一般名:アスホターゼアルファ)は TNSALP の遺伝子組換え体であり、TNSALP を補充することで正常な骨格形成を促します。
医薬品情報
アスホターゼ アルファ Asfotase Alfa ●ストレンジック(アレクシオンP) 皮下注:10mg/0.1mL:80mg/0.8mL. 4mg/0.1mL:12mg/0.3mL,18mg/0.45mL 28mg/0.7mL,40mg/1mL [特] アルカリホスファターゼ低下に よるピロリン酸の蓄積を防ぎ→生成リン酸がCaと共に, 骨石灰化促進,くる病様症状の改善, [効] 低ホスファターゼ症. ・成人型は未承認. [用] a.1回1 mg/kg皮下注を週6回,又は 1回2mg/kgを週3回皮下注. 適宜減量. b.注射部位1ヵ所当り:最大1mL. c.投与毎に注射部位を変える. [体内動態] ピークは24〜48時間, 半減期は110〜135時間. [注] 1.低Ca血症に注意:血清Caの変動, 痙攣,しびれ,失見当識等に注意. 必要に応じCa,ビタミンDを補充. 2.蛋白製剤のためアナフィラキシー, 重度のアレルギーに注意. 3.投与時反応(→副)に注意. 4.注射部位反応(→副)に注意 (週6 回の方が多発). 5.5歳未満は頭蓋骨縫合早期癒合症に注意 →頭蓋内圧や視神経乳頭浮腫を確認 定期的に眼底検査. 6.眼や腎臓に異所性石灰化に注意 眼科や腎臓の検査(超音波等). 7.自己注射は添付文書参照. [副 84%] A.重大:低Ca血症4.2% D.投与時:●発熱29%,●頭痛21%. ●易刺激性12%,●悪心7%, 注射部位:●紅斑53%,●変色23%, ●疼痛22%,●そう痒感19%, ●斑15%,●腫脹15%,●内出血14%, ●肥厚12%,●硬結12%,萎縮11%, 悪寒,結節5%,発疹5%,丘疹,蜂巣炎, ●紅斑11%,●脂肪肥大症7%,皮膚弛緩症,皮膚変色, 皮膚障害,皮膚色素減少,口の感覚鈍麻, ●四肢痛28%,●筋肉痛9%,●挫傷5%,瘢痕, ほてり,内出血, [備] ・混注は禁止. ・冷蔵庫から室温に戻し1時間以内. ・残液は使用しない.