【ダニアレルギー治療薬】アシテアダニ舌下錠 100単位・300単位[ヤケヒョウヒダニエキス・コナヒョウヒダニエキス]
アシテアは、ヤケヒョウヒダニとコナヒョウダニという2種類の室内塵ダニから得られたアレルゲンエキスです。アレルギーの原因であるアレルゲンを少量から投与し、徐々に増量していくことで、アレルギー反応を弱めることができます(減感作療法)。ダニアレルギーによるアレルギー性鼻炎がある場合に用います。
医薬品情報
舌下剤:使用上の注意(共通) [警告] 緊急時に対応できる医療機関で. 舌下免疫を受講した専門医に限る. 薬剤師:処方医の受講修了を確認. [禁] 1.本剤でアレルギー・ショックは禁忌. 2.アレルギー発生時の対処法: ・非選択的β遮断薬服用中 →アドレナリン通常量で効果不十分. ・三環系抗うつ薬,MAO阻害薬服用中 →アドレナリンの作用が増強. ・重症の心疾患,肺疾患,高血圧症で →アドレナリン投与で症状悪化. 3.全身性ステロイド薬投与時 →免疫系抑制で,本剤の効果消失. 4.他の減感作療法薬との併用時: →アナフィラキシーのおそれ. 5.気管支喘息:重症に禁忌. 軽症に慎重に(喘息誘発). 6.悪性腫瘍,又は免疫系に影響を及ぼす 全身性疾患(例えば自己免疫疾患, 免疫複合体疾患,又は免疫不全症等). [注] a.12歳未満,65歳以上は未承認. b.アナフィラキシーへの対応を準備. ・投与後30分以上安静状態を保つ (初回は医師の監督下で), ・投与前後2時間程度は激しい運動, 飲酒,入浴等を避ける→副作用. ・家族のいる場所や日中に服用 c.抜歯後,口腔内炎症等→ 吸収に影響→傷や炎症部位に刺激. d.症状改善時:中止は慎重に →再発のおそれ. [患] 1.妊娠中:アレルギー反応で→ ヒスタミン遊離→子宮収縮作用. 2.授乳禁. 3.喘息発作等の激しい喘息症状, 急性感染症罹患時,体調が悪い →服用可否は医師に相談. ●アシテアダニ舌下錠(塩野義) ヤケヒョウヒダニ ・コナヒョウ ヒダニのエキス同単位配合:100単位.300単位 [効] ダニ抗原によるアレルギー性鼻炎. ・ダニ抗原によると確定診断する. [用] 1日1回100単位舌下から開始, 1回100単位ずつ増量(適宜延長) →1日300単位. ・完全に溶解するまで舌下に保持, 以後5分間はうがいや飲食を禁止. ・アレルギー発生時(特に漸増期)は →医師に相談するよう患者指導. [副68%] A.重大:ショック,アナフィラキシー,咽頭浮腫・喉頭浮腫. D. そう痒感蕁麻疹,発疹,湿疹,●口腔浮腫20%, ●口腔そう痒感18%,●口内炎5%,不快感,舌浮腫, 口の錯感覚・感覚鈍麻,舌炎,口腔粘膜水疱形成, 口腔内痛,舌痛,口内乾燥,舌そう痒感,口蓋浮腫, 鼻部不快感,くしゃみ,鼻汁,鼻閉流涙,眼のそう痒感 ●耳そう痒感10%,耳痛,耳不快感, ●咽喉刺激感21%咽頭不快感,咳嗽,呼吸困難,喘息, 咽頭痛,喉頭痛,喉頭不快感,咽喉乾燥,腹痛, 悪心, 消化不良,下痢,腹部不快感,胃炎,嚥下困難,嘔吐, 食道不快感,異物感,頭痛口唇浮腫胸部不快感,胸痛, 口唇炎,倦怠感,味覚異常,口唇の痒感