ソバルディ錠 400 mg[ソホスブビル]
ソバルディ(一般名:ソホスブビル)は、肝細胞内で C 型肝炎ウイルスが複製されるのに必須な RNA ポリメラーゼを阻害することで、ウイルスの増殖を抑制します。セログループ 2(ジェノタイプ 2)の C 型慢性肝炎または C 型代償性肝硬変の患者に対して、リバビリン(商品名:コペガス錠)を併用することで、経口剤のみによる 12 週間の治療に用います。
医薬品情報
E.核酸型NS5Bポリメラーゼ阻害薬 ソホスブビル Sofosbuvir ●ソバルディ (ギリアド・サイエンシズ) 錠:400mg,(1瓶28錠) 20×9×7mm,重量1236mg, [特]a.リバビリンと併用で12週内服 (インターフェロンなし) b.肝臓で活性代謝物となり RNA鎖の伸張を阻害する c.活性代謝物は血中に検出されない. 不活性型代謝物が血中に出現 [効]セログループ2(ジェノタイプC型 慢性肝炎又はC型代償性肝硬変 におけるウイルス血症の改善. a.HCV RNA陽性であること. b.非代償性肝硬変でないこと [用]リバビリンと併用する: 1日1回400mgを12週間内服. リバビリン中止時は本剤も中止. b.リバビリンは添付文書,653頁参照. [体内動態]a.未変化体のピークは 0.5時間,半減期0.4時間 b.食後投与でピーク延長. c.未変化体の尿中排泄率は2.6%. [禁]1.重度の腎機能障害(eGFR<30) 又は透析の腎不全. ・腎機能正常に比して軽度,中等度, 重度,末期腎不全で透析後で夫々 AUCは161%,207%,271,160%. [警],[禁],[慎],[注],[副] →リバビリンを必ず確認. [患]1.妊婦→リバビリン参照. 2.授乳中は投与禁,投与時は授乳中止. [併]P-gp,BCRP の基質. A.禁:リファンピシン,カルバマゼピン, フェニトイン,セイヨウオトギリソウ で本剤(未変化体)の血漿中濃度が低下. B.慎:リファブチン,フェノバルビ タールで本剤の血漿中濃度が低下. [副43%]A.重大: ●貧血11%→リバビリン. D. 鼻咽頭炎,うつ,不眠,●頭痛5%,傾 眠,めまい,注意力障害,高血圧,呼吸困 難,咳,悪心,便秘,口内炎,腹部不快感,下 痢,口唇炎,消化不良,高ビリルビン血 症,そう痒,発疹,脱毛,皮膚乾燥,筋肉痛, 関節痛,背部痛,筋痙縮,倦怠感,疲労,易 刺激性,発熱,無力症.