HIV感染症薬物療法認定・専門薬剤師とは

HIV感染症薬物療法認定薬剤師
HIV感染症専門薬剤師とは？

HIV感染症治療に関する薬物療法に関する高度な知識、技術のみならず、倫理観や患者の意志を尊重し、最適な治療に貢献することが求められる認定資格です。
日本病院薬剤師会によるHIV感染症専門薬剤師の定義には、HIV感染症の病態や医薬品を充分に理解していることはもちろん、医師などの医療従事者と患者の双方に提案できること、患者と良好なコミュニケーションがとれることなども規定されています。
取得するには、HIV感染症患者に対する指導を3年以上行っていることや、指導実績が30症例以上あることなど、実務経験が求められます。
また、キャリアステップとして、HIV感染症専門薬剤師があり、HIV感染症薬物療法認定薬剤師の資格があり学会発表を行っている方に受験資格があります。HIV感染症のスペシャリストとしてチーム医療にあたる方々への情報提供、予防策としての保険薬局や教育現場との連携など幅広い活躍が期待されています。

HIV感染症薬物療法認定薬剤師
HIV感染症専門薬剤師の取得方法

HIV感染症薬物療法認定薬剤師　取得条件

試験	会員・勤務歴・他の認定の有無	研修単位
有	実務5年 HIV患者指導3年研修施設において実技研修を16時間以上、または薬剤指導3年以上	10時間 5単位
論文	学会発表	症例	更新（年）
無	無	30	5

HIV感染症専門薬剤師　取得条件

試験	会員・勤務歴・他の認定の有無	研修単位
有	HIV感染症薬物療法認定薬剤師	無
論文	学会発表	症例	更新（年）
1編以上（筆頭著者）	2回以上（うち、少なくとも1回は発表者）	無	5