どのようなご相談をよく受けますか？

「今、転職をした方がいいのか悩んでいます」というご相談をよくいただきます。
「人材紹介サービスはすぐに転職したい場合に登録するもの」と思う方もいらっしゃると聞きますが、実際には「転職するかどうか」を悩んでいる状態でご登録くださるご利用者様が非常に多いと感じています。
ご利用者様が転職するか、しないかを悩んでいらっしゃる場合には、まずは「何に悩んでいるのか」、「なぜ悩んでいるのか」をお聞きして、一緒に現在の状況を整理します。この結果、「現職に残ることが最善の選択」ということがわかって転職を選択されない方もいらっしゃいますし、面接や選考にチャレンジしてみるという選択をされる方もいらっしゃいます。
いずれの選択をされた場合でも、ご利用者様からは「頭の中がスッキリした」、「自分の本当にやりたいことが明確になった」と喜んでいただけることが多いです。キャリアアドバイザーは、転職だけを勧めることはいたしません。ご利用者様の目線に立って、「キャリアにおける最善の選択」を一緒に考えます。

特に印象に残っているエピソードはありますか？

新卒で入社された会社から初めての転職をされることになり、不安を感じていらっしゃったご利用者様とのエピソードが特に印象に残っています。初めてお話ししたときは、「本当に自分に合う会社にめぐり会えるか」、「転職後に自分自身がどうなっていきたいのかが決めきれない」など、ご不安に思われることがたくさんあるご様子でした。
まずは不安を解消するために、「これまでに楽しさやうれしさを感じた仕事」といった具体的なエピソードを伺い、ご自身がやりがいを感じる場面からキーポイントになるお考えをひとつずつ、一緒に紐解いていきました。こうしてお話を進める過程で、「数年後にはどんな仕事をしていたいか」などの具体的なイメージも少しずつ明確になり、ご転職活動へのご不安が前向きなお気持ちに変化されたことがとても印象に残っています。また、ご利用者様から、「アドバイザーさんのおかげで自分が本当にやりたいことが明確になった」というお言葉をいただき、とてもうれしかったことも記憶しています。
薬剤師として日々お忙しい業務をこなされる中で、ご自身の将来を考えたり、過去を振り返る時間を取ることが難しいこともあるかと思います。だからこそ私たちキャリアアドバイザーが一緒にお考えを整理して、納得感のあるキャリアを選択できるようにこれからもお手伝いさせていただきたいと思っています。