どのようなご相談をよく受けますか？

「出産と子育てを経て、ブランクがありますが問題ないでしょうか？」というご質問をいただくことがございます。ブランクがあいて就業することへのご不安は、どんな方でもお持ちかと思います。
私は、復職を希望される方の勇気と決断を精一杯応援したいと考えております。
診療報酬改定などの背景によって、薬剤師様の採用市場は「転職される方が優位の売り手市場」・「採用する企業が優位の買い手市場」のいずれかに大きく変化します。このため、まずは現職のご退職時期のご事情と、転職活動を進める時点の市場の違いをご説明させていただき、転職活動の進め方自体をご提案させていただきます。現場で就業されている薬剤師様が認識されていることと、実際の市場全体で起こっていることとのギャップに驚かれる方も多く、「ひとりで活動をするよりも、より多くの情報を得たうえで動くことができて有意義な転職活動になりました」というお言葉をいただくことがあります。

特に印象に残っているエピソードはありますか？

正社員でご就業されていましたが、残業が多くプライベートの時間が取れないことから転職を検討されている薬剤師様にご登録いただいたことがありました。
最初は、「休みが取りやすい」ことを最優先に考えておられたため、パートでの就業を希望されていました。しかし、今後のキャリアプランやライフプランを伺う中で、目の前の「忙しい」という課題を解決するだけではなく、長期的な視点で考えることも大切であることがわかってきました。そのために、「今後も正社員としてご就業される」という選択肢の検討をご提案いたしました。
その後は、希望されていたパートの求人と、正社員求人の2つの軸でご提案し、幅広い求人をご紹介させていただきました。複数の企業の選考を通して比較検討していただいた結果、プライベートの時間がとりやすい正社員の求人がもっともご希望に合っており、ご入社が決定されました。薬剤師様から、「ワークライフバランスを整えながら正社員として働くことができるという選択肢もあるとは思っていなかったです。提案してくださり、ありがとうございます」というお言葉をいただいたことが、強く印象に残っております。