転職成功マニュアル

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05.円満退社のために

退職手続きをする上で、仮に現職に対して大きな不満があったとしても、
「どうせ退職するからいいや」という投げやりな意識は、一人の社会人としてあまりにも無責任。
むしろ、
「立つ鳥あとを濁さず」という意識をもって「円満退社」を心がけましょう。
そのような心掛けが、必ず今後の人生にもプラスとなってくることでしょう。

退職の申請時期について

就業規則で定められている「退職の申請時期」以上に、時間的な余裕をもって、
退職申請をすることが、なによりも円満退職の秘訣です。
またそのような定めがない場合でも、一般的に、退職までに
少なくとも1カ月以上の余裕をもってスケジュールを立てることが望ましいです。

退職の意思の伝え方

まずは「直属」の上司に、「相談」という形で切り出すのがポイントです。
意思表示にもマナーがあるので、直属でない上司や同僚に伝える前に、
然るべき相手に、退職の意志を伝えましょう。

退職願の書き方

自らの意思で退職する際は、退職願を会社に提出します。
記入方法について基本的なポイントや書き方の文例をまとめました。
会社に提出する書類になりますので、正確な記述となるよう気をつけましょう。
また、会社によっては、指定の用紙や書式が決められている場合もありますので、
事前に確認をすることをおすすめします。

■退職願の書き方の詳細

<封筒/表>
1)封筒の表中央に、退職願(または、退職届)と記載。
<封筒/裏>
2)左下に、所属部署(支店)と名前を記載。
<便せん>
3)表題は1行目の中央に退職願(または、退職届)と記載。 ※辞表は一般的ではないので注意。
4)書き出しは、表題から一行あけた次の行の一番下から「私事」で始める。
5)次に退職理由を記載。退職理由は、「このたび、一身上の都合により」とし、具体的な理由を記載する必要はない。
6)退職日は、上司に相談をして了承された日付(和暦)を記載。
7)届出年月日も忘れずに日付(和暦)を記載。
8)所属部署(支店)と名前を記載し、その下に捺印。 ※「9」の最高責任者の宛名より文字を下げて記載
9)最後に宛名を記載しますが、その際は直属の上司ではなく最高責任者とし、敬称は「殿」をつける。

退職時に返却するもの、受け取るもの

退職時には、様々な手続きが発生します。
会社に返却するものや受け取るもの、新しい会社へ提出する書類や手続きに必要な書類もあるので、リストアップしました。
モレがないようチェックしましょう。

退職時に返却するもの

社員証・IDカードなどの身分証明書、社員章、名刺、名札

退職する際は、その会社の社員であることを証明する社員証などは退職時にすべて返却する必要があります。
仕事上で受け取った取引先の名刺の保管については、会社に確認してください。
必要であればコピーを取り、返却を求められる場合には会社に返却しましょう。

健康保険被保険者証

健康保険は退職した時点で脱退する仕組みになっています。退職日に無効となった保険証は会社に返却してください。
退職時点で次の転職先が決まっていれば、新しい会社の健康保険に新たに加入することになります。
まだ、そうでない場合や転職までブランクができる場合は、国民健康保険に加入するか、任意継続被保険者制度、
もしくは、家族の健康保険の被扶養者となることを選択します。

通勤定期券

原則、通勤で利用していた定期券は、退職日に会社へ返却しましょう。
もし、先んじて返却した場合は返却日から退職日までの交通費精算します。

白衣・制服・作業着

業務上で貸与されていた衣類などは、クリーニングを忘れずに依頼してから返却しましょう。
細やかな気配りが円満退職につながります。

その他社費で購入した書籍や事務用品

経費で購入したものは、すべて会社に属する資産です。持ち帰らぬよう、注意しましょう。
なお調剤印も(個人の名前が入っているため、会社へ返却しても他者には使えないとはいえ)返却することが原則です。
その他、書籍やささいな事務用品でも、会社に「持ち帰ってもよい」と了承されない限り、返却しましょう。

業務用の関係書類など

自分で作成した資料やデータ等であっても、業務上で作成したものは原則会社の資産です。
退職時もしくは退職後のトラブルを避けるためにも許可がなければ返却しましょう。

退職時に受け取るもの

薬剤師免許証

薬剤師免許証や保険薬剤師登録票は、次の転職先が決まり次第、勤務薬剤師登録をする際に必要となります。
会社に預けている方は、返却依頼を忘れないようにしましょう。
転職先が決定していない場合でも、お住まいの住所での登録が可能です。

離職票(雇用保険被保険者離職票)

会社を退職したことを証明する書類で、通常、退職後10日以内に交付されるものです。
雇用保険の受給手続きに必要な書類になります。
退職時にすでに次の転職先が決まっている場合は必要ありません。
もし退職後10日を過ぎても交付されない場合は会社に問い合わせるかハローワークに申し出ましょう。

雇用保険被保険者証

雇用保険の加入者であることを証明する書類です。
雇用保険の受給手続きに必要な書類になりますので、会社から受け取るのを忘れないようにしましょう。
また転職先が決まったら新しい会社に提出するものなので、紛失しないように保管してください。

源泉徴収票

所得税の年末調整に必要となる書類です。
転職先が決まったら、新しい会社で前の会社の分もまとめて年末調整をします。
退職した年内に再就職しなかった場合は、自分で確定申告を行わなければなりません。
必ず受け取って、忘れずに翌年の3月15日までに税務署に行って確定申告をしましょう。

年金手帳

会社に預けているケースが多いので、もし、自分の手元にないようなら会社に確認してください。
また退職した時点で転職先が決まっていない場合は、国民年金の手続きを市区町村の役所で行う必要があります。
忘れずに申請をしましょう。

経費精算

退職日までに交通費や書籍類の立替金等があれば期日までに精算しましょう。
また退職金制度がある場合は、退職金の支給金額と支給日を忘れずに確認してください。

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